
2025.06.10
瑞穂市で台風被害による雨漏り被害が発生し、さらに雨漏りがひどくなったため修理の見積もりにおうかがいした事例記事の続きを紹介していきます。広範囲で屋根材の破損が生じていたので、屋根材全てを交換する葺き替え工事の実施をご提案させていただきました。前回のブログ▼瑞穂市で台風被害による雨…

築28年のM様邸では、数年前から屋根材の色あせや一部の割れが目立ってきていました。
最近になり、訪問業者による屋根の指摘が増えてきて不安に思われたM様からご相談をいただきました。
点検に伺うと、モニエル瓦の劣化と防水層の弱まりが原因で、雨漏りのリスクが高い状態でした。
「今後も長く安心して住みたい」とのご希望で、葺き替え工事を決断されました。
経年による劣化が見られたため、耐久性のありメンテナンス性の良い陶器瓦を選定しました。
モニエル瓦(正式名称:乾式コンクリート瓦)は、1970年代~1990年代にかけて日本全国で多く使われた屋根材です。セメントを主成分としていて、着色スラリー(色付きのセメント塗料)で表面をコーティングしてあるのが大きな特徴です。
特徴 | 説明 |
---|---|
🧱 素材 | セメントと砂を混ぜて固めたコンクリート製 |
🎨 表面塗装 | 着色スラリー(厚塗り塗装)が施されており、ザラザラした質感 |
⚖️ 重量 | 一枚が重く、屋根全体に負担がかかる(瓦全体の中でも重い部類) |
⏳ 耐久性 | 表面塗装が劣化しやすく、10~20年で再塗装が必要になることが多い |
🧽 劣化の特徴 | 表面が剥がれて粉状になったり、コケやカビが付きやすくなる |
🔧 塗装NGポイント | 表面のスラリー層があるため、再塗装の際には高圧洗浄と下地処理が非常に重要(しっかりしないと剥がれやすい) |
🛠️ 廃盤製品 | 多くのメーカーが生産終了しており、部分補修が難しいケースも |
表面のスラリー層が風化すると、塗装が密着しづらくなるため、再塗装工事には高い技術が必要です。
吸水性が高いため、長年放置すると内部に水が染み込み、割れやすくなる傾向があります。
製造が終了しているため、部分的な差し替えが難しい(在庫がない)
※この記事では、M様邸で行った屋根葺き替え工事の様子をご紹介します。
モニエル瓦から陶器瓦への変更により、耐久性・見た目ともに生まれ変わった屋根をご覧ください!
瓦桟とは、瓦を屋根に固定するために野地板(屋根の下地)に打ち付ける細長い木材のことです。
この木材の上に瓦を引っ掛けて、ずれないように並べていきます。
瓦をしっかり固定するために欠かせません
瓦の並びを揃えるガイドラインの役割も果たします
瓦の通気性・排水性を確保するため、微妙な角度や高さ調整ができます
荷上げ機(リフト)や瓦揚げ機を使用することで、安全かつ効率的に運びます
(2階建て以上のお宅では特に活躍します!)
ヨーロッパの伝統が息づく二つ山の美しいフォルムが特徴。雨風の浸入を防止するウォーターブレーキング機能とウォータージャンプ機能を備え、2.5寸といった緩勾配から安心してご使用できます。
屋根は、家を守るとても大切な部分です。
見えないところで傷んでいることが多く、放置すると大きな被害につながることも。
少しでも不安を感じたら、早めの点検とメンテナンスをおすすめします。
屋根のことでお困りごとがあれば、私たち街の屋根やさん岐阜店へお気軽にご相談ください。
フリーダイヤル【0120-773-811】までお電話ください!
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん岐阜店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2025 街の屋根やさん All Rights Reserved.