2021.01.29
大垣市にお住いのお客様より「屋根の表面が色褪せて汚れが目立つようになってきました。一度見てほしい」とのご相談をいただきました。早速調査に伺いました。屋根はカラーベスト葺きでした。築年数がかなり経過していてメンテナンスがされていませんでした。屋根の痛み具合は屋根に上がって見て触れて…

こんにちは、街の屋根やさん岐阜店の天野です。
今回は、岐阜市で「雨押さえ板金の隙間から鳥が侵入して巣を作ってしまう」とお困りのお客様からご相談をいただきました。
現場を確認したところ、破風板と屋根材の取り合い部分に小さな隙間があり、そこから鳥が入り込んでしまっていたようです。
そこで今回は、鳥の侵入を防ぐために雨押さえ板金を取り付ける工事を行いました。





鳥のフンは酸性が強く、屋根材や外壁、雨樋を劣化させます。
金属部分が錆びたり、塗装がはがれたりして見た目も悪くなります。
また、フンには雑菌やダニ、寄生虫が含まれることもあり、衛生的にも非常に危険です。
屋根裏や換気口に鳥の巣ができると、通気が悪くなります。
湿気がこもり、カビや木材の腐食の原因になることがあります。
特に梅雨時期は屋根裏の湿度が上がりやすく、放置すると断熱材まで傷むこともあります。
鳥が巣作りの際に運んでくる枝や草が、雨水の排水経路(谷樋・雨樋など)を詰まらせます。
水の流れが悪くなり、雨水が逆流して屋根の内部に侵入し、雨漏りを引き起こすケースも少なくありません。
屋根裏でヒナがかえった後は、朝早くから鳴き声が響くことも。
また、巣やフンが溜まることで悪臭が発生し、居住空間にまで臭いが上がってくることもあります。
まずは【破風板の寸法取り】です。
現場に合わせて一枚一枚、破風板の形にぴったり合うように採寸していきます。
屋根の角度や反りを正確に測ることで、後の板金加工がスムーズになります。
この工程を丁寧に行うことで、隙間のない美しい仕上がりになります。




【板金取り付け】作業に入ります。
現場で破風板に加工した板金をぴったりと合わせ、ビスでしっかりと固定していきます。
固定後には、雨水の入り込みがないか、鳥が侵入できる隙間がないかを確認しながら、シーリング処理も行いました。
仕上がりはとてもきれいで、外観もスッキリしました。
最後に【完了確認】を行い、お客様にも一緒にご確認いただきました。
「これでもう鳥が入ってくる心配がなくなって安心です」と、とても喜んでくださいました。
屋根の隙間は小さくても、鳥にとっては絶好の巣作り場所になってしまいます。
早めに点検・補修を行うことで、被害を未然に防ぐことができます。
【専門用語の紹介】
破風板(はふいた):屋根の端にある板で、雨や風から家を守る部分。
板金(ばんきん):金属の薄い板。屋根や外壁の防水に使われます。
雨押さえ板金(あめおさえばんきん):屋根の隙間に取り付ける板金で、雨水の侵入を防ぎます。
寸法取り(すんぽうどり):工事前に正確な長さや角度を測ること。
加工(かこう):材料を切ったり曲げたりして形を作ること。
ビス固定(びすこてい):ねじのような金具で部材をしっかり留める作業。
シーリング:隙間を埋めて水が入らないようにするゴムのような材料。
錆び(さび):金属が水や空気で酸化して傷むこと。
糞害(ふんがい):鳥の糞による汚れや悪臭、建物の劣化などの被害。
通気(つうき):空気が流れること。屋根裏の湿気を逃がすために大切です。
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