ことわざはそれが生み出された世相・文化を色濃く反映しています。
建築から生まれたことわざや慣用句はたくさんあります。
「釘」
糠(ぬか)に釘
糠のようなやわらかいものに釘を打っても効き目がないことから
手応えのないこと、効き目の悪いことを言います。
釘が利く
明確な効果があることを言います。
釘を刺す
あらかじめ念を押しておくこと。
日本古来の木造建築は釘や接合金物を使わず、仕口・継手だけで接合していましたが、
後に念のため釘を打つようになったことからきています。
釘になる
手足が冷えて凍え、かじかんだ様子のことを言います。
「かすがい」
豆腐にかすがい
本来木材に使う接合金物のかすがいを豆腐に打ち込んでも効くわけがないことから
手応えのないことを指します。
子はかすがい
子どもが夫婦の縁をつなぎとめる役割になるということ。
「棚」
棚に上げる
物事を棚の上に置いてしまい、手をつけないこと、不都合なことには触れずに知らんぷりをすること。
棚から牡丹餅
努力しないで幸運が舞い込んでくることを指します。
このように建築に関わることわざや慣用句は意外と多いのです。
これを機会にいろんなことわざを覚えてみるのも良いですね!
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