棟って何!?・・・建築物において複数の屋根が交差して稜線を成す部分。
屋根が交差して山型に稜線になったその部分を指します。
屋根の交差の形により、棟の種類や、屋根の形の呼び名が決まっています。
棟の役割とは?
棟は屋根同士の交差点、屋根の分水嶺となるので雨仕舞にかかわる重要な部分です。
屋根の一番高い位置にある「大棟」の部材を「棟木(むなぎ・むなき)」と呼びます。
棟の種類とは?
☆大棟(おおむね)
切妻屋根、寄せ棟、入母屋などの屋根の「最上部」にある水平な棟です。
☆隅棟(すみむね)
寄棟構造等で平屋根と妻屋根とが交わる稜線。
上から見ると、大棟から四隅の軒先に向かって斜めに流れる棟のことです。
☆降棟(くだりむね)
切妻造等で大棟から屋根の流れに従って軒先に向かって下るものを降棟と呼びます。
☆稚児棟(ちごむね)
瓦葺きの屋根の場合の隅棟の先が二段になっているときの下方の短い棟を指します。
棟の破損はあるの?
棟は屋根の接合部分になりますので風の被害をとても受けやすい場所です。
特に築年数が多い家ほど知らないうちに棟に強風の影響による劣化が現れやすくなります。
主な被害は棟をまとめる棟板金と釘の浮きや、瓦屋根の場合は漆喰の崩れなどが挙げられます。
そのまま放置すると、雨漏りなどの被害につながってしまうので早めの処置を行った方が良いでしょう。
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