今回はラバーロック工法についてご紹介致します。
ラバーロックとは?
日本瓦やセメント瓦などのいわゆる瓦形の屋根材が施工されている屋根において
瓦と瓦をコーキング材(接着剤のようなもの)などで結合、固定させることを言います。
ラバーロック工法は以下のような効果があります。
瓦の歪みによって生じた隙間を埋める
きれいに敷き詰められた瓦屋根も経年劣化や風害によって隙間が生じることがあります。
その原因の一つは、瓦の歪みです。陶器やセメントといった頑丈な素材でできている瓦ですが、長い間強烈な太陽光の紫外線にさらされ続けると歪むことがあります。
台風などの強い風により、瓦のふくらんだ部分がまくれ上がり、瓦同士の間に隙間ができることもあります。
その隙間から雨水が入り込み、屋根裏まで浸水すると雨漏りの原因になります。
その雨漏りを止めるためにラバーロック工法はとても有効なのです。
瓦のずれを防止する
ラバーロックは、瓦と瓦をシーリング材で接着して補強することができるので瓦のずれ防止としても役立ちます。
特に築30年以上の古い瓦屋根は要チェックですよ!
その多くは日本古来の工法で施工されているのですが、これは野地板の上に葺き土に押し付けただけなので
次第に接着力が落ちてしまい、屋根瓦がずれやすくなってしまうのです。
ずれてグラついている瓦が吹き飛んでしまえば、周囲に思わぬ被害を与えてしまう危険性があります。
このようなリスクを減らすためにもラバーロックは有効な工法だと言えるでしょう。
どんな屋根もメンテナンスが必要ですね!
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