原料は石灰でこれに藁やスサ、海藻から採った糊などを混ぜると、住宅の外壁や屋根などに用いる左官用の漆喰になるのです。

 

 

 

塩焼き消石灰に海藻と麻スサを混ぜるという昔ながらの製法で作ったものです。

 

塩焼き消石灰に３ヶ月以上発酵させたワラを混ぜて作ったものです。

少し黄味がかかっているのが特徴で紫外線にあたるとだんだん色が白くなっていきます。

 

ムーチーとも呼ばれている琉球漆喰は生石灰とワラを混ぜて作ります。

台風の多い沖縄では、瓦が飛ばないように押さえる屋根漆喰に使われています。

 

漆喰メーカーが製造した漆喰製品のことです。

最近は、合成樹脂や化学繊維を使った既調合漆喰も増えてきました。

 

 

世界的に見れば漆喰は日本以上に内外装として使用されているのです。

特にヨーロッパでは昔も今も漆喰が多く使用され、イタリアやフランス、プロバンス、エーゲ海周辺などは漆喰建築が多いです。

 

ヨーロッパの漆喰仕上げは単一な日本の漆喰仕上げと異なり、様々な漆喰仕上げがあるのです。

イタリア建築家カルロ・スカルパが設計したポポラーレ銀行のような繊細で美しい漆喰磨きもあれば、住人がハンドメイドで塗る粗く手触り感のある漆喰もあり、多種多様です。

 

日本建築には馴染みの漆喰ですが、ヨーロッパでも多様に使用されているのですね！