「瓦棒葺き」とは?
瓦棒葺き屋根は、瓦という文字はありますが、瓦屋根ではありません!
トタン屋根というと、波形のものか、50㎝間隔で縦棒が入っている四角形のものを想像する人が多いと思いますが、後者が瓦棒葺き屋根のことです。
瓦棒葺き屋根は、金属屋根の全体的な特徴を備えています。
基本、つなぎ目が少ないため雨漏りに強く、一寸勾配(約5.9度)と呼ばれる緩やかな傾斜角度でも施工可能です。
また施工方法が比較的シンプルな為、工事しやすく、戦後は多くの家屋に用いられたのです。
瓦棒葺きに代わる新しいタイプの屋根が登場!?
現在、瓦棒葺きは段々廃れてきています。
その代わりに、瓦棒葺き屋根を進化させた類似の金属屋根材が流行り出しています。
それが「縦ハゼ葺き」または「立平葺き」と呼ばれるものです。
一般的な瓦棒葺き屋根には、心木となる棒(瓦棒)が入っています。
軒先から水を吸い上げてしまうとその木が腐ってしまう、それが最大の弱点でした。
瓦棒葺きは、この心木にすべての金属を固定しているため、ここが腐った状態で強風にあおられたりすると屋根がまるごと一面パコンとまくれてしまいます。
そこで心木がない瓦棒葺き屋根を開発しようと、各メーカーが力を注ぎ、その結果、心木なしの瓦棒葺き屋根が誕生したのです。
しかし、心木なしの瓦棒葺きは金属同士のかみ合わせが難しく、普及しません。
その点をさらに改良したものが「縦ハゼ葺き」なのです。
最近では、金属屋根「ガルバリウム鋼板」が非常に人気ですよね。
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