日本以外の世界の住居を目にすることは滅多にありませんよね。
世界の家に見られる工夫を見ていきましょう。
☆韓国☆
夏でも冬でも快適に過ごせるオンドルと板の間
夏は30℃を超えることも多く、冬は最低気温がー20℃近くになる韓国。
日本のように四季があるとはいえ、年間を通して気温差がとても大きいのが特徴です。
そんな気温差のなかでも快適に過ごす工夫が韓国の伝統的な韓屋(ハンオク)に見られます。
ちなみに韓屋には瓦屋根と藁葺き屋根の2種類があり、現在では一般的に瓦屋根のものを指すそうです。
韓屋の特徴で有名なものはまず温度の調節システムです。
冬は「オンドル」という床暖房システムが配されています。
このオンドルとは、床下で火を焚いてその熱で部屋全体を暖めるというものです。
まさに寒い冬を過ごすためにシステムと言えますね。
オンドル文化の影響で現在もベッドやソファは使わない床中心の生活を送る人も多いみたいです。
夏は空気がこもらず通気性のよい「マル」と呼ばれる板の間の部屋が多く使われます。
マルは中庭に面していて、高床の板の間が設けられることが特徴です。
日本でいう縁側のような、半屋外のとても開放的な空間となっています。
かつて開け放たれていた空間だったようですが、現在はガラス戸をつけての使用も多いようです。
このようにたくさんの工夫がされている韓屋。
それぞれの国の特徴に適応した家造りがされていることが分かりますね。
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