雪止めを屋根の上部に付けてもあまり効果がありません。
取り付けた位置より下の雪はそのまま滑雪し、落雪してしまうからです。
軒先に近い部分に付けた方が効果は高いのですが、それもよくありません。
軒先部分はその下に支えるものがないので重みに弱いからです。
最悪の場合、軒先が変形してしまいます。
また、軒先に近い部分に付けるとここに雪水が集中して溜まることになり、
屋根材の下へ水が染み込みやすくなり、凍りやすくなります。
軒先の裏は軒天です。
お部屋の上ならば屋根裏などの空間があるので凍りにくいのですが、
軒先は上も下も寒気に晒されています。
凍結を繰り返すと凍害で屋根材が破壊されてしまったり、下地も腐食しやすくなります。
軒先より上の柱などの構造体がある位置、外壁の真上あたりが理想とされていますが、
ここに集中して横一列などにつけてしまうと、ここばかりに重みが集中してしまいやはりよろしくありません。
実際の取り付けには千鳥配置にするなどの工夫が必要なのです!
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