屋根材は、S型の釉薬瓦でした。陶器と同じ仕上げになる為、陶器瓦とも呼ばれています。釉薬という薬剤を塗布して高温で焼くことで瓦に様々な色と艶を出すことが可能です。和瓦の釉薬瓦だけでなく、お客様宅のような洋瓦もあり、カラーバリエーションも豊富です。
屋根は棟部分の漆喰が剥がれ葺き土が見えている状態でした。白い漆喰の欠片が落ちていました。棟部分に瓦を積む時は「葺き土」という土で接着していますが、直接雨が当たらないよう表面を漆喰で覆っています。漆喰の耐用年数は環境にもよりますが約20年程と言われています。