今回は岐阜市のお住まいでスレート屋根の調査を行った様子をご紹介いたします。

お住まいは築25年ほどで、9年前に屋根塗装を行ったそうです。しかし、屋根が全体的に白く変色している様に見えます。

このような状態になる原因は何なのか、調査を進めていきます。

屋根材にスレートを使用した場合、屋根材が重なり合う箇所には雨水が流れ落ちるように適切な隙間が空いていなければなりません。しかし、このお住まいの屋根は前回行った塗装の際に、適切な隙間を確保するための縁切り、タスペーターの差し込みといった作業が行われていないようでした。塗装で隙間を埋めてしまっている状態でした。屋根材の端が白く見える箇所は、滞留した雨水をスレート材が多く吸い上げてしまっているため、こういった変色が発生します。また、雨水が滞留しやすいので、
建物内部への雨漏りにも直結します。

また、屋根材以外の板金にも多くの劣化症状がみられました。屋根の面と面がぶつかり合う箇所にある棟板金を固定する釘が緩んでいたり、板金同士の継ぎ目に打ち込むシーリング材も経年劣化で裂けてしまっていたり、棟板金が浮き上がってしまっていました。このような状態が続くと雨水や風が入り込み、更に板金が浮き上がってしまい、雨漏りの危険はもちろん、台風時の強風などで煽られると板金が屋根から剥がれて飛散する危険もあります。

今回は、屋根の劣化状態や築年数を踏まえ、屋根も下地から新しくすることができ、同時に棟板金交換もできる、屋根葺き替え工事をご提案させていただきました。

街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策としてマスクの着用・アルコール消毒を徹底しておりますので、調査・点検・工事は安心してお任せ下さい。