大垣市にお住いのお客様から「屋根の状態が気になる」と言うことでお問い合わせをいただきました。

さっそく現地に向かい屋根の調査を行いました。

お客様によると数年前に棟の漆喰工事をされたそうです。

では、屋根に上がり状態を確認したいと思います。

数年前に補修した所を見てみましたが、特に大きな問題はありませんでした。

漆喰の塗る位置も適切な所に塗ってあり、屋根の天辺の棟瓦も補修した後は劣化していませんでした。

そして屋根全体を見ましたが、瓦自体のズレもなく雨漏りをする心配もありませんでした。

少し瓦屋根の劣化症状をお話ししたいと思います。

瓦屋根は、日本でも屋根として昔から使われている屋根材です。

日本の瓦は耐久性や断熱性にも優れていますが、一方で焼き物のため品質にはどうしてもばらつきはあります。

瓦は重量も重いため、地震による倒壊や落下などの心配もあります。

台風などの強い雨風だと飛散してしまう事もあります。

瓦の欠けや、浮き、経年劣化などの症状も見られやすく、長年使用していると漏水により下地も不朽していくこともあります。

屋根を全体に見ていきましたが、屋根の傷みで気になるところは瓦自体の劣化です。

瓦の表面にひび割れているのが分かりますでしょうか。

この表面の剥離は瓦が含んだ水分が冬場などに凍結することによって起きる症状なのです。

このぐらいで瓦自体が破損したり脱落することはありませんが、そのままにしておくと被害が大きくなってしまいます。

瓦自体も定期的にメンテナンスをすることをお勧めします。