大垣市にて強風により棟の熨斗瓦が外れてしまった瓦屋根調査
大垣市で行った瓦屋根の調査の様子をご紹介致します。「棟の瓦が外れてしまった。屋根の上にあるので見てほしい」と、お問い合わせをいただきました。
梯子を使い屋根に上がると棟の熨斗瓦が外れて屋根の上に落ちているのを確認しました。旨は4段積みです。棟の土台は葺き土で作られており、その上にのし瓦を積み最上部に冠瓦を積んで作られています。棟は銅線を回して固定していますが銅線が切れてしまったため固定する力が弱くなりのし瓦が外れてしまったと考えられます。
のし瓦が外れてしまった箇所は冠瓦がズレているため、葺き土が露出している状態です。このままですと雨水が棟の内部へと浸入してしまい雨漏りに繋がりますので棟取り直し工事等の工事が必要になります。また、銅線も切れておりこのままですと棟が崩れてしまう危険性がありますので棟取り直し工事等が必要になります。
棟全体が歪んでいました。棟が歪んでしまうと強風や突風、地震などの揺れの影響により棟が崩れてしまう危険性があります。棟が崩れてしまうとのし瓦や冠瓦が滑落してしまい、滑落する過程で周囲の瓦に干渉し衝撃で桟瓦が割れてしまう恐れがあります。
くずれた棟の部分や桟瓦が割れた部分から雨水が侵入し雨漏りが発生したりと二次被害に繋がりますのでお客様に調査のご報告をし、棟取り直し工事のご提案を致しました。
9時~18時まで受付中!
03-3779-1505