大垣市にて雨漏り調査のご依頼をいただきました。築70年くらいの古い建物で、2年前に一度ラバーロックのお手入れをされたようですが、先日の強い雨で雨漏りをしてしまったようです。それまでは雨漏りは最近は特にしていなかったようです。

　お伺いし、初めに室内の雨漏りの状況を見てみました。大まかな位置を確認した後で、今度は屋根に登って確認していきます。2年前にラバーロックをされていましたので、思ったよりも歩ける状況でした。

屋根に上がって見ると、瓦全体にラバーロックがしてありました。コーキング自体は綺麗に抑えてありますが、瓦が浮いたままの状態で留めてしまっていいる部分がありました。

　70年近くも経っている瓦ですので、瓦自体も劣化してひび割れや欠けている部分がありました。表面もかさぶたの様に剥がれているような劣化の仕方です。経年劣化による劣化ではありますが、昔の瓦の方が強い印象があります。

瓦の割れをこーっキングにて補修した後になりますが、ラバーロックを施工されていますので、家が揺れると瓦が動こうとしますが、コーキングによって固定されていますので、動けない為瓦に負担が掛かり補修した部分がまた開いてきています。

　瓦の酷いひびなどは場所によっては多くありました。瓦同士の重なりの部分が隙間が出来て穴が開いているところがありました。これは、瓦のズレを直さずにそのままコーキングを打ってしまった結果です。

丁度雨漏りしている部分の真上の部分が、浮いている状態で固定されていますので、雨量の多い時や横風があるときは雨が瓦の中に入ってしまいます。

　それ以外の場所でも、浮いた状態や瓦が欠けてしまい隙間が出来ている所が結構あります。たまたま雨漏りした部分があるようですが、どこから入っていてもおかしくない状況です。本来は、下地の状態もチェックしたい所ですが、コーキングを切らないといけませんので、お客様もコーキングは触らないでほしいとの事でしたのでやめておく事にしました。