可児市で漆喰等が経年により劣化した瓦屋根の点検を行ってきました
今回は可児市で瓦屋根の点検を行ってきました。
15年程点検もメンテナンスも行っていないので心配だから見てほしいというご依頼内容でした。
瓦自体は焼き物ですので塗装でのメンテナンスが必要無い屋根材です。
ですが漆喰等、細かな場所のメンテナンスは必要になりメンテナンスを怠る事により、瓦のズレや雨漏りに繋がってしまう可能性もあります。
早速屋根に上がって点検をしていきます。瓦自体にズレや割れ等はなく問題ありませんでした。瓦は、例え割れてしまっていてもその部分一枚ずつの差し替えが可能です。
瓦屋根の特徴として上げられる事が多い、瓦の重さですが、
昔の土葺き工法ですと1坪あたり300㎏程と大変重たい屋根になってしまいます。
ですが今は瓦を一枚ずつ釘で留めていく桟葺き工法が主流で1坪あたり150㎏程まで軽くなります。
従来のような土を使わない分、軽くなっておりまた災害にも強くなります。
どうしても震災の映像で瓦屋根がずれて落ちている映像なんかをみることがありますが
それは従来の土葺き工法の場合がほとんどです。
瓦そのものは遮音断熱性もあり、大変メリットもありますのでとても良い屋根材のひとつです。
屋根の頂上には「棟」という部位があり瓦屋根の場合、のし瓦が積んである事がほとんどです。棟下には漆喰が詰めてありこの漆喰のメンテンナンスは必要になってきます。メンテナンスを怠る事により、棟瓦のズレや崩れに繋がってしまう恐れがあります。
表面が割れてしまったり黒く汚れてしまっている状態でした。漆喰のメンテナンスの目安は15年程です。このまま放置しておくと漆喰が剥離し内側の土が露出してしまいます。その状態になり放置おくと棟瓦の崩れや最悪雨漏りにも繋がってしまいます。
棟の先端についている鬼瓦の周りにも漆喰が塗られています。今回は全て剥がれてしまっている状態でした。ここからも雨水は侵入してしまうので要注意です。剥がれた漆喰が落ちてしまい、下へ落ちたり、雨樋の詰まり等に繋がってきます。そうならない為には今は漆喰ではなくコーキングで施工する事が主流です。
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