今回は、窓周りからの雨漏り修理をご紹介いたします。屋根からの雨漏りはよく出くわしますが、窓周りからの雨漏りは久しぶりです。窓周りからの雨漏りは厄介で、安価で出来る基本的な修理方法とすれば、コーキング補修くらいです。

　修理箇所の耐久性を求めるのであれば、コーキングの上から塗装が望ましいですが一箇所の窓周りの為に全面塗装ももったいない話です。

屋根は何を葺いているか見えなかったのですが、外壁はALCで一階部分の窓周りから雨漏りしている状態でした。窓の上から雨がぽつぽつと室内へ落ちてくるそうです。

　窓周りからの雨漏りは窓が壊れると思われがちなんですけど、ほとんどの場合が「外壁の目地」です。今回の雨漏りもこの外壁の目地がひび割れており、そこから雨が侵入していました。

窓の下の尾外壁も口もひび割れてましたが、この部分は窓よりも低い位置ですので関係なさそうです。とはいえ、外壁のひび割れは放置していると雨漏りの原因となります。この窓下のひび割れだって、室内に雨漏りしていないだけで外壁内部には雨漏りしている可能性があります。

　まずは、コーキングを塗る場所にマスキングテープを貼って養生していきます。コーキングは会雨漏りを止める為に塗るのですが、塗った後の見た目も大事です。かたまってしまうと修正できないので最初からヘラで綺麗に押さえて仕上げていきます。

外壁とコーキングの色を合わせる事はできませんが、なるべく目立たないような色を選択すると良いです。窓下のひび割れもついでにコーキングを塗っておきました。

　今回は、簡易的な雨漏り修理という事でコーキングのみの施工となりますが、コーキングは上から塗装をしてあげると長持ちしますので外壁塗装もご検討の方はセットで工事する事をお勧めします。