今回は各務原市で漆喰の詰め直し工事をおこないました。漆喰工事をご検討の皆様、古い漆喰の上から重ね塗りは危険です。安く済まそうとして重ね塗りを選ばれてしまうとせっかく施工した新しい漆喰が古い漆喰と一緒に剥がれてしまう可能性があります。また、重ね塗りする事で漆喰が厚塗りになり水の抜け道が無くなり雨漏りに繋がる可能性があります。ですので、多少費用が掛かっても古い漆喰は必ず撤去してから施工をしましょう。

　先程お伝えしたようにまずは古い漆喰を撤去していきます。撤去すると中には土があり露出した状態になります。工事中以外で露出している状態の屋根はそこから雨水が侵入してしまう恐れがあり危険です。

　また、土が雨等と一緒に流れてしまうと棟瓦を支えるものが無くなり棟瓦のズレや崩れに繋がってしまいます。棟瓦積み直し工事は漆喰工事よりも日数、費用が掛かってしまうので出来れば漆喰工事が可能な時にメンテナンスをしておきましょう。

　撤去後新しい漆喰を詰めていけば完成です。上部や狭い所も詰めていかなければいけません。表面だけ綺麗にしてもそこから早期の不具合に繋がる可能性がある為、鏡屋細いコテを使って綺麗に仕上げていきましょう。　　

　中には悪い所だけ直したいというお客様も見えますが、もちろん対応できます。ですが、一部劣化し不具合が発生しているという事は全体的に同じように劣化している可能性が高いです。屋根工事のほとんどが足場が必要になります。ですので一度まとめて施工するのがおすすめです。

　鬼瓦の周りにはコーキングで施工していきます。昔は漆喰で施工していましたが今はこちらが主流です。コーキングも永久物ではありませんが、劣化した際漆喰と違い落ちてくる事はありません。屋根の事でお困りの方は街の屋根やさん岐阜店にご相談ください。