岐阜市にて、劣化が進んだ漆喰の調査に伺いました
岐阜市で築45年になる瓦屋根の漆喰についてメンテナンスをご県渡欧中との事で、現地調査へ伺いました。日本瓦・和瓦・いぶし瓦・陶器瓦などの耐用年数は50年前後もあります。今回は、漆喰の点検結果と棟瓦の取り直し工事についてご報告します。
私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス感染予防のため、引き続き手指の消毒・マスク着用の徹底、ソーシャルディスタンスを守り安全に配慮しております。
大棟部分の漆喰がほとんど剥がれ、内部の「台土」が見えている状態でした。この状態で台風や強風を伴う雨が吹き付けた場合、土台が流れ出て雨漏りに繋がる恐れもあります。瓦の長寿命なため、割れたりしない限り交換する必要はありませんが、漆喰の寿命は約20年ほどです。そのため、漆喰や瓦の下地材の防水紙は定期的なメンテナンスが必要になります。
瓦がズレている部分を確認しました。強風や地震など、外的要因によりズレが発生することもあります。状態が悪化した場合、下地の防水紙の状態により雨漏りに繋がる恐れもありますので、出来るだけ早めに対処をおすすめします。今回は、棟瓦の取り直しによるメンテナンスを行うこととなりました。棟瓦を一旦撤去し、清掃後、
改めて
土台から作ります。この土台部分を近年主流となっている南蛮漆喰シルガードの白を使用します。
棟に積む瓦の高さを揃えることが重要で、水糸を張り細心の注意を払って瓦を設置していきます。最後に棟瓦を載せて番線でしっかり固定し完了です。漆喰の劣化状況、築年数や前回メンテナンスの有無・経過年数などにより最適なメンテナンス方法は異なります。私たち街の屋根やさんでは、点検結果を写真と一緒に詳しくご説明し、現状で最適なメンテナンス方法をご提案いたします。ご心配な点など何でもご相談ください。
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