岐阜市にて、強風が続いた際にベランダの波板が捲れあがり、一部飛散されたとのご連絡をいただき現地調査へ伺いました。実施したポリカーボネート波板の交換工事について報告します。

　ベランダで使用される事が多い波板は、設置する際に2山半重ねて固定されています。強風により剥がれた波板がバタバタすることで重ねて固定されていた部分に負荷がかかり、亀裂が入ってしまったようです。この状態のまま放置をしてしまうと、同じ状況が繰り返される恐れもあります。早い段階で修繕されることをオススメします。

　既存の波板は、紫外線の影響で変色もありますが、元々半透明のタイプが使われていました。今回は、透明タイプですがブラウンのポリカーボネート波板を使用しました。フレーム部分の泥やゴミをきれいに清掃後、ポリカ波板を取り付けます。波板と同じポリカーボネート素材の「ポリカフック」でフレームに固定して完成です。

　ポリカ波板には表・裏があります。ベランダ屋根などに使用する場合、多くは片面のみ耐候処理されたものを使用しますが、今回使用したポリカは「両面耐候仕様」のため、太陽の角度や設置場所を考慮することなく、表・裏を間違えることもありません。
　
　ポリカーボネート波板は、透明な波板の中で耐衝撃強度はトップクラスです。また透明度と透過性に優れていますが、紫外線を通しません。耐用年数が約10年以上と言われているので、長期でご使用になる場合もお勧めです。