- HOME
- 現場ブログ
- 岐阜市にて瓦屋根の棟に使用されているモルタルが剥がれてしまったのでメンテナンスのご相談
岐阜市にて瓦屋根の棟に使用されているモルタルが剥がれてしまったのでメンテナンスのご相談
岐阜市にておこなった瓦屋根の調査の様子をご紹介します。『屋根からモルタルのようなものが落ちてきたので点検してほしい」と、お問い合わせをいただき調査にお伺いいたしました。
モルタルのようなものが屋根から落ちてきたという事で梯子を使い屋根に上がると棟の面戸に詰められているモルタルが剥がれていました。通常棟には漆喰が使用されているのですが、一昔前はモルタルを使用していました。
面戸部分には二重にモルタルが詰められていましたので異なる時期に工事をおこなった事が考えられます。重ねて詰めたモルタルは薄く詰められていましたのでしっかりと接着せずに剥がれてしまったと考えられます。
モルタルが剥がれてしまうと滑落してしまい軒樋に溜まってしまいます。軒樋にモルタルが溜まると排出不良を起こし雨樋から雨水が溢れたり詰まりの原因になります。建物の構造によっては軒樋から溢れた雨水が破風板や軒天から侵入し雨漏りの原因になりますので早めの対応が必要になります。
モルタルが剥がれた箇所には棟の土台になっている葺き土が露出している部分もあります。葺き土が露出したままですと雨水に晒されてしまいますので雨水が浸透してしまいます。浸透した雨水は建物内部に侵入し雨漏りが発生するケースも少なくありませんので早期対応が必要になります。
お客様に調査のご報告をした所、しっかりとしたメンテナンスを行いたいとの事でしたので既存の棟を解体し新しい棟を造り直す棟取り直し工事のご提案を致しました。
9時~18時まで受付中!
03-3779-1505