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岐阜市にて、調査した屋根はニチハのパミールという屋根材が使われていました
岐阜市にお住まいのお客様より、築17年のお住まいの屋根のメンテナンスを考えているとご相談があり、現地の確認に伺ってきました。屋根塗装、もしくはカバー工事や葺き替え工事など、どのようなメンテナンスが適しているのかっも相談に乗ってほしいとのことでした。
屋根に梯子をかけて拝見した所、ニチハのパミールという屋根材が使われていました。パミールは1996年から2008年に製造されていた屋根材です。
アスベストの健康被害が判明した時期に、屋根材にはアスベストが使われていることが普通でした。アスベストは建材を強く頑丈に造るために使われていた素材であるため、それを急に抜いて新しい屋根材を造る必要が出てきたのです。そこでニチハから登場したのが今回のパミールという屋根材でした。当時は最新鋭の画期的屋根材として多くのお住まいに採用されましたが、築10年を過ごしてきたところから各所で問題が報告されるようになりました。
層間剥離という現象が起き、表面がパリパリと剥がれてきていることがわかります。パミールの代表的なこの症状は社会現象となり、テレビでも取り上げられていたほどです。
このような症状が出る事から、パミールは塗装出来ない屋根材となります。メンテナンスは症状に応じて選んでいく必要がありますが、表面がバリバリになってしまった場合、粘着性の防水紙を使って工事するカバー工事がおすすめできない場合があり、基本的には葺き替え工事をご案内しています。
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