岐阜市で、屋根の調査を行い、棟板金の剥がれを見つけました
岐阜市で、屋根の無料点検のご依頼をいただき、現地にお伺いしてきました。屋根材そのものには大きな問題は見受けられませんでしたが、屋根と屋根が重なる頂点の部分に取り付けられている棟板金という部分で、問題を発見しました。手で持ち上げようとすると、簡単にガバッと持ち上がってしまう状態でした。
棟板金の中を見てみると、木の板が見えました。こちらは貫板という物で、棟板金は屋根の取り合い部分に貫板を打ち付け、その貫板に対して釘やビスで固定することで取り付けられています。つまり、貫板が経年劣化等の影響で痩せたり腐ったりしてしまうと、棟板金も外れやすくなってしまうのです。劣化の初期症状としては棟板金の釘が浮いてきますので、釘の浮きを見つけたら、そろそろメンテナンスの時期かなと思っていただければ早め早めの対応ができます。
今回の棟板金は軒先部分の貫板が腐ってしまっていました。この状態の貫板には釘やビスを打ったとしても直ぐに外れてしまうため、貫板の交換が必要となってきます。
状態に応じて適切なメンテナンス、工事をしていくことが屋根の壽命を延ばすことに繋がっていきます。
また、強風なので棟板金が煽られて外れてしまった場合には、火災保険の風災が適応となる場合があります。被害を確認したら、加入中の火災保険会社にお問い合わせしてみるといいかもしれません。
9時~18時まで受付中!
03-3779-1505