岐阜市でしばらく前から雨漏りが始まったというお客様からご依頼をいただき調査にお伺いしました。築30年を経過したトタン屋根ということで早速屋根に上がって現状を確認いたします。
赤茶色に塗料だと勘違いしてしまいそうですが、屋根全面に錆が広がり所々裂け目が確認できます。瓦棒の凸部分が部分補修されている事も確認できました。これまでは部分補修で対応してきたことがわかります。現在ではあまり新築でトタンが採用されることが少なくなってきましたが1990年以前に建てられた建物ではこうしたトタンが乗った屋根を見かける事も多くあります。
錆によって金属に穴があき、中の芯木が剥き出しになっています。木材である芯木はすでにボロボロでこれまで何度も雨水を吸ってきたことがわかります。通常は10年に一度程度は塗装によるメンテナンスを行い、錆止めを行う必要がありますがここまで錆が広がっている様子を見るとそういったメンテナンスがされてこなかったであろうことが想像できます。錆びは金属の腐食で、徐々に金属の耐久性を低下させ、この様に最悪の結果穴を開けてしまいます。穴が空いてしまえば雨水が侵入してきてしまう事は容易に想像できますね。
鼻隠しや軒天といった木部も長年放置されてきたことにより、雨染みやカビが生えていました。木材にとって雨水が大敵だということはご存じの方も多いと思いますが、雨漏りを引き起こすだけではなく木材の腐食からお住まいを支える構造部分を破壊してしまう事にもなりかねません。この度のご提案では塗装といったメンテナンスができないため、トタンよりもサビや耐久性が強いガルバリウム銅板による葺き替え工事をご提案いたしました。当然下地も新しく張り替えます。まだまだ長く住むためには最も自然の影響を受ける屋根を強くするという事が必須となります。
街の屋根やさんご紹介
街の屋根やさん岐阜店の実績・ブログ
会社情報
屋根工事メニュー・料金について
屋根工事・屋根リフォームに関する知識
Copyright © 2016-2024 街の屋根やさん All Rights Reserved.