岐阜市でおこなった築28年のスレート屋根の調査の様子をご紹介致します。「屋根の塗装が剥がれてきたので点検してほしい」と、お問い合わせをいただきました。約15～16年前に屋根塗装工事をおこなったそうですが経年の劣化により塗装が剥がれて色褪せしている状態です。

スレート屋根の調査の様子です。塗装が剥がれてしまうと防水性が低下してしまいます。前日に雨が降ったのですが防水性が低下したスレートには雨水を含んでいる箇所がありました。防水性が低下してしまうとスレートの耐久性の低下に繋がりますので、一般的にスレート屋根の塗装メンテナンスは10年毎に行うと良いといわれていますが、色褪せは塗装が剥がれて防水性が低下しており、塗り替えのサインになりますので定期的に下から屋根を見上げて確認するように心がけてください。

スレートにひび割れが発生しています。ひび割れは防水性の低下が原因になります。防水性が低下するとスレートは雨水を吸収し膨張します。太陽光や風などの負荷に耐えられなくなるとひび割れてしまうのですが、膨張と収縮する際には動きが生じスレートに負荷が掛かりますので負荷に耐えられなくなるとひび割れてしまうのです。

このままですとスレートの落下や飛散に繋がり近隣の建物へ被害を及ぼしたり、雨漏りの原因になりますのでお客様に調査のご説明をし、屋根カバー工事のご提案を致しました。