今回のお住まいでもやはり釘の浮きが確認できました。再度打ち込むことで応急処置はできますが、貫板が腐ってきていると打ち込んでも直ぐにまた抜けてきてしまいます。固定する力が弱ってしまえば、台風などの強風が吹いた際に棟板金が飛んでいく恐れもあります。状況に応じた適切な処置が必要です。棟板金のみの交換工事も可能ですが、築年数によっては屋根そのものの劣化もあるため、工事後直ぐに屋根の工事もするとなると足場代など2重になってしまいもったいない出費になる可能性もあります。この先20年30年とお住まいになる予定であれば、棟板金のみよりも屋根全体の工事をオススメいたします。