岐阜市のお客様で、近所で工事しているという訪問業者の方から、瓦屋根が壊れていると指摘を受けたとの事で点検調査のご依頼をいただきました。

　状況的には、指摘を受ける程の損壊は無い状況でした。壊れているというと瓦屋根は割れたり、或いは外れて落ちかかっているという事象を想像致しますが、そういった場所は全くないので、おそらく訪問業者のリフォーム工事のきっかけを作りたい一心の、親切を装った指摘だったと推察されます。

　御覧の通り、ズレも無く瓦はしっかりと揃っております。強いて挙げると漆喰に経年劣化の症状見られました。劣化が進む前に棟瓦の取り直し等のメンテナンスを進められると、いい状態を保てるようになります。

　棟については変色もさることながら、うっすら割れも始まっているので、お手入れの着手は早い程好ましい状況です。更に近い将来に全体的なメンテナンスを行うという事であれば、葺き替え工事の方をご検討されるのも一つと言えます。私たち街の屋根やさんでは、お客様のこれからの建物の維持管理計画のご参考になる為、点検時に様々なメンテナンス方法等についてできるだけわかり易くご説明させて頂いております。新型コロナウイルス対策も継続しておりますので、皆様もお気軽にお声かけください。