岐阜市で、アスファルトシングル材が飛散し、固定釘が露出していました
岐阜市にお住まいの客様より「屋根の板金が飛んでしまった様なので確認してほしい」と私たち街の屋根やさんに点検のご依頼をいただきました。棟板金は屋根頂部に位置する為、強風の影響を一段と受けやすい部位です。釘による固定力が弱まると棟板金は飛散してしまうことがあるため、まず現状を確認するべく現地へとお伺い致しました。
屋根に上がらせていただき板金部位を確認しましたが、特に外れかかったり飛散してしまった様子はありませんでした。強風の影響を受けて被害が出ていたのは、屋根面のアスファルトシングルです。
アスファルトシングル材はシートのような柔軟性と軽さが特徴の屋根材で、専用の接着剤と釘を用いて屋根に葺いていきます。日本ではあまり目にすることが少ないですが、アメリカでは8割近くの住宅に使用されているメジャーな屋根材でもあります。今回はそのアスファルトシングル
が数か所で剥がされていました。
カッターで切れたり曲げることも容易なアスファルトシングルですが、強風によって捲れてしまうことがあります。剥がれてしまった箇所では、固定用の釘が露出してしまっていました。屋根材が無くなってしまっても下地には防水紙があるため、直ぐに雨漏りが発生するわけではありません。ですが、写真の様に露出した釘穴を伝って雨水が内部へ侵入していくと、防水紙も傷んでいき雨漏りのリスクが高まっていきますので、なるべく早く対策を施す必要があります。
今回は幸いにも発見が早く、雨漏りもまだ発生していませんでした。剥がれてしまったアスファルトシングルを葺き替える必要がありますが、屋根材同士を重ね合わせて葺いている関係上、部分的な張替えはできません。そのことを撮影した写真をお見せしながらご説明し、張替えに必要な箇所の葺き替え工事をご提案させていただきました。
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