白いところというのがどのような状態なのかを確認したうえで、その屋根材自体のメンテナンスが必要なのか、もしくはもっと抜本的な工事が必要なのか判断するために、岐阜市にお住いのH様のご自宅にて現地調査をおこないました。

調査日程の打合せを行いまして、後日お伺いさせていただきました。岐阜市H様ご立会のもとまずは外観から屋根の状態を見させていただきます。屋根材は波を打っているように見えますが、通常の日本瓦や洋瓦ではなさそうです。岐阜市H様の仰っていた「屋根を見ていると、白いところが増えてきた」というところも裏側から見ると、確かに屋根材の表面が白くなっているところが散見されます。今度は実際に屋根に上って調査してみます。

屋根に上るとすぐに屋根材の種類がわかりました。これは以前に販売されていたセキスイかわらUという屋根材です。このセキスイかわらUは、日本瓦や洋瓦とは異なる材質で製造されており、特徴もメンテナンス方法も違います。どちらかというと化粧スレートやコロニアルと特徴やメンテナンスが非常に近い屋根材です。普段から陽に当たりづらいところにあるかわらUはそこまで傷んではおりませんでしたが、常に陽に当たるところにある瓦Uは表面が剥がれてしまっておりボロボロの状態でした。岐阜市H様の仰っていた「屋根を見てみると、白いところが増えてきた」というところは、瓦Uの表面が剥がれてしまったところでした。

かわらUは定期的に塗装でのメンテナンスが必要になる屋根材です。しかしここまで傷んで劣化が進行してしまうと、屋根自体が塗装をしても維持できる状態ではありません。すでに割れたり穴が空いてしまっているところも散見されました。この場合はこの屋根自他のメンテナンスは難しく、屋根葺き替え工事が必要となります。どの屋根材でも同じことが言えますが、劣化が進行しすぎるとメンテナンスが出来ない、またはメンテナンスしても意味がない状態になります。維持していくためにメンテナンスは早めに行うことが望ましいです。街の屋根やさんでは調査や点検は無料で承っております。屋根の事は街の屋根やさんにお任せ下さい。