岐阜市で、劣化したセキスイかわらUを葺き替えて新しい屋根へ
葺かれている屋根材は、セキスイのかわらUです。現在では製造されていない廃版品の屋根材で、製造された年数によってはアスベストが含まれています。屋根材の分類としてはスレートになりますので、表面の撥水性が落ちてくると雨水を吸ってしまいボロボロになっていきます。塗装が出来ない屋根材ではありませんが、耐久性が期待できませんし工事中に割れてしまう可能性もあるので余りオススメできません。どこかの屋根から剥がした中古品がある場合もありますが、入手できないという認識の方が良いでしょう。部分的に差し替えたりが出来ませんので、メンテナンス方法はかわらUを剥がして新しい屋根材へ葺き替える葺き替え工事が最適です。
屋根には波型の屋根材が葺かれています。これはセキスイが製造していた「かわらU]という屋根材です。数十年前からある屋根材で、元々のトタン屋根の上に葺ける屋根材として非常に普及していました。古い瓦Uはアスベストが含まれていて耐久性や耐火性能が高く、住宅の屋根には多く見られました。
かわらUは、時期によってアスベストが含まれている物といない物があります。1990年以降の物にはアスベストが含まれておらず、1994年以降には表面に網目の様な模様があります。伺った屋根は表面に網目がありますので、アスベストが含まれていない事がわかります。表面が劣化していき雨水を吸ってしまうと、かわらU自体がボロボロになってしまい、使えない状態になります。
棟は瓦の様に何段にも積んである様に見せていますが、一体になった棟が使われています。この棟にアルファベットと数字が刻印されているのですが、この数字で製造年を想定することができます。岐阜市の屋根には「4」と刻印があり、これは西暦の1の位を表しています。1984年、1994年、2004年のいずれかに製造されている事がわかります。かわらUで葺かれている屋根のメンテナンス方法は、下地から新しくする葺き替え工事しかありません。ガルバリウム銅板製の屋根材に葺き替えて、工事後のメンテナンスが少なくて済む屋根にしていきましょう。
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