ガルバリウム銅板の寿命を伸ばすための正しいメンテナンス方法
ガルバリウム銅板屋根のメンテナンス方法や寿命について疑問に思った事はありませんか?耐久性が高く現在の屋根の主流となっているガルバリウム銅板ですが、定期的にメンテナンスをしてあげないと錆などにより早期に寿命を迎えてしまう事になります。
ガルバリウム銅板屋根は、スレート屋根と比較して軽量で丈夫なため、屋根材として人気があります。しかし、それでもやはり寿命があり、定期的なメンテナンスが必要です。
ガルバリウム銅板屋根の耐用年数は、およそ25年から35年程度とされています。ただし、これはあくまで平均的な耐用年数となりますので、メンテナンスの頻度や方法によって耐用年数は短くもなり、長くもなります。その為ガルバリウム銅板の需要を延ばす為には劣化のサインを見逃さず適切なタイミングで点検やメンテナンスを行っていく事が大切です。
寿命を短くさせる原因は、金属製であるガルバリウム銅板は、トタンと比較して4倍もの錆への耐性がありますがそれでも完全に錆を防ぎきる事はできません。その為寿命を短くさせる原因として、最も注意しなければならないのは錆びの発生であり、錆の発生を促進させる項目に注意する必要があります。
塗膜の劣化
ガルバリウム銅板には屋根塗装がされており、紫外線や雨水から表面が保護されています。この塗料による塗膜が健全である場合は表面の防水性が確保されていますが、塗膜が劣化すると防水性が低下し錆が発生しやすくなります。
塩蓋
塩害がガルバリウム銅板の寿命を短くさせる原因として挙げられます。海岸部や工場付近のように、塩分や三星の物質が多く含まれる場所では、塩害によって屋根の表面んが腐食しやすくなります。このため、塩害の影響により設置地域によってはメンテナンス周期を早めてあげる事が大切です。
屋根の傷
屋根に傷がついてしまう事も寿命を短くさせる原因となります。傷がついた箇所から水分や酸性の物質が侵入し、錆が発生しやすくなっています。ガルバリウム銅板は表面にコーティングが施されている為、表面が傷つけられると錆が広がってしまう事もあります。
錆の発生を防ぐためには定期的な塗装メンテナンスが有効です。屋根塗装と行う事で表面の防水性が高まり、屋根材を錆の発生から保護することが出来ます。また、屋根葺き替え工事や屋根カバー工法と比較して、安価にガルバリウム銅板の耐久性を高められるため、ぜひ積極的にご検討頂きたいメンテナンス方法です。
屋根葺き替え工事は、屋根材だけでなく、下地木材や防水紙も交換する工法です。下地も含めて交換するため寿命が一新され、雨漏りなどのご不安も解消されます。屋根のメンテナンス方法としては最も大掛かりな工法で、費用が大きく工期も長いです。
屋根カバー工法は既存の屋根材の上に新しい防水紙を敷き、その上から屋根材を被せる工法です。下地はそのままになり屋根材の撤去も不要であるため、工期や費用が抑えられるというメリットがあります。ただし、屋根カバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる為、屋根材の下地が腐食している場合や雨漏りが起きている場合は屋根カバー工法での修理が出来ないことがあります。
ガルバリウム銅板の場合、屋根塗装のタイミングは10~15年事が目安とされています。ただし、こちらはあくまで目安となりますので屋根塗装が必要がどうかは、屋根表面の状態を確保する事が大切です。
屋根塗装が必要と判断される主な劣化症状としては、色褪せや変色・錆・苔などが挙げられます。また、春や秋は音んどや湿度・天気が安定しやすいため屋根塗装をご検討頂く際には特におすすめです。
屋根塗装メンテナンスを怠ってしまうと、錆が進行し穴があいてしまうなどガルバリウム銅板の損傷が促進されます。傷んだ屋根材には塗装をする事が難しくなり工費がおおくかかってしまいますので、屋根塗装のタイミングを逃さない様にしましょう。
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