屋根における耐用年数は何を押さえておけば良いのでしょうか?
多くの方は、屋根材メーカーが設定している、瓦やストレート材などの屋根材自体の耐用年数は
気にしているかもしれませんが、スレート屋根などに施工されている塗料の耐用年数については
見落としてしまっているのではないでしょうか?
スレート屋根というものは、屋根材自体は防水などの機能を持っておらず、
表面に施される塗料によって各種機能が得られているのです。
つまり、この塗料が寿命を迎えてしまうと、本来屋根が持つはずの機能がなくなってしまい、
雨漏りなどを引き起こしてしまいます。
塗料における『耐用年数』は、屋根に塗布される塗膜の効果や機能が十全に発揮できる期間のことを指しています。
そして、塗料にもいろいろな種類がありますので、自分が採用している塗料の耐用年数を押さえておかなければ、
いつの間にか塗膜の効果が切れてしまい雨漏り・・・なんてことになってしまうのです。
それでは、代表的な塗料の種類とそれぞれの耐用年数をご紹介しておきますので、ぜひ覚えておきましょう。
①アクリル塗料
まずはアクリル塗料。
この塗料は非常に単価が安いということが特長で、短期間で塗り替えを行うような建物の適した塗料と言われています。
ただし、安価な分機能的には決して優れているとは言えず、
耐久力があまり高くなく汚れやすいという弱点を持っています。
一般的なアクリル塗料の耐用年数は「5~7年程度」と、非常に短いスパンで再塗装が必要になります。
②ウレタン塗料
ウレタン塗料は、登場した当初、施工性の高さや汚れへの強さが注目され、非常に高い人気を誇りました。
しかし、その後より高性能なシリコン塗料が登場してからは、アクリル塗料より高く、
シリコン塗料よりは機能が劣っている…という非常に中途半端な存在に陥ってしまい、現在ではあまり人気がありません。
ウレタン塗料の耐用年数についても「6~8年程度」と、アクリル塗料と大差がありません。
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